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流産宣告。

2011.02.22 08:35|いのち


妊娠9週。

(← BACK



予定していた検診日、
ワタシは新しく交付されたばかりの母子手帳を持って
いつものクリニックへ向かいました。



その日は、マンションの内覧日だったので
休みをとっていたシュジンとムスメと3人、
クリニックの待合室で絵本などを読んでいました。

エコー越しに「こんにちは」と言ってくれる赤ちゃんを確認したら
その足で、春に引っ越す予定の新しいマンションへ出かけるのです。

お腹の子を含め、4人で住む新居へ。


なんて素敵な1日!

どこから見ても、うらやむほどに幸せな家族だったと思います。




IMG_3470.jpg

前よりも確実に大きくなっている赤ちゃん。

人間らしく写るようになりました。





でも、何か、胸の奥がざわざわする・・・・・





その“何か”は、素人のワタシにもわかりました。





心臓が動いていない!





*  *  *





いつもなら「いたね~」とか「大きくなったね」とか
なにかしら声をかけてくれる先生。

その時は、何度も何度も角度を変えたりして
赤ちゃんをじっくり、ゆっくり見てくれていました。

無言のまま。




*  *  *



内診台から降りて身支度する間、
ワタシの心はただただ“無”になっていたように記憶しています。

何も考えていなかった。

なにも考えられなかったんだと思います。



そして先生から告げられました。

「ちょっとね・・・残念だけど、赤ちゃんの心臓、止まっちゃったね・・・」



この宣告は、きっと
何人もの妊婦さんを相手にしている先生ですら
苦しいことなんだろうなって、
ワタシ、冷静に思っていました。



それから細かい説明をいろいろしてくれたのですが

正直、ほとんど覚えていません。




「一度とまった心臓が、また動くことってないんですか?」



ワタシ、そんなことを口にしていたと思います。




はっきりと『流産した』ということを理解したのが先か
涙がこぼれはじめたのが先か、思い出すことができません。



*  *  *



診察室を出るとすぐ、笑顔で待っていたシュジンと目が合いました。


一瞬にして、何があったのかを悟ったシュジン。


シュジンに抱きかかえられるようにして、ワタシは
肩を震わせ、泣きました。

そこは産婦人科の待合室。

声を殺して、ただただだまって泣きました。



心配そうにワタシを見上げるムスメの瞳を、いまでも覚えています。



シュジンと一緒に、ワタシの背中をさすってくれていました。

小さな可愛らしい声で「よしよし。」と言いながら。




*  *  *



それからすぐに、手術や今後の説明などをされ
言葉少なに会計を済ませました。



ワタシタチは黙って病院を後にしました。



ワタシ、歩けなかった・・・・・。




歩いては止まって泣き、
歩いてはまた泣いて、
そのくりかえし。




一目も気にせず、嗚咽しながら道端で
家族3人、ただだまって寄り添いあっていました。




「どうして!?」




「ワタシがなにか悪いことしたっていうの!?」




「どうしてワタシの子なの!?」






抱きしめてくれるシュジンの腕を振り払って泣く。




そしてまたシュジンはワタシを追ってきて抱きしめる。




シュジンは優しい言葉をかけてくれていたと思います。
必死にワタシを救える言葉を探していたと思います。

1人は寂しくて、寒くて、抱きしめられるのはあたたかかった・・・

でも、なぜか1人になりたくて、離れたくて、
この辛さは誰にもわからないって、シュジンをはねつけてしまっていた。





とにかく、泣くことしかできなかった。







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テーマ:ある日のできごと
ジャンル:育児

コメント

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あ・・・・
泣いちゃった。
こえださんも一人になりたかったのね。私も一人になりたかったし、なんか優しさえ受け入れられなかったなぁ~
なんか自分の事も思い出少し苦しいけど・・・
私も過去のことでも苦しいなって思った今の気持ちを、そしてこえださんの気持ちをそのまま受け取りたいって思いました。
こうやって書いてくれるこえださんに感謝。

Re: 鍵コメ“y”さん

コメントありがとう。
本当にありがとう。

あとで、DMさせていただきますね。

Re: 鍵コメ“f”さん

コメントありがとうございました。
しばらく休んでいました・・・こういった理由で。
でも大丈夫。
しっかり歩き始めましたから。

言葉なんていりません、その気持ちがとてもうれしかったです。
ありがとう。

Re: 鍵コメ“y”さん

いつもありがとう。
あなたの優しさに、いつも包まれて、見守られて
なんだかワタシはあなたの子供になったのような感覚。
変だよね(笑)
でもすごく幸せです。
辛かった記憶も、少しずつ
ワタシの身体と心の一部になってきています。
いつも本当にありがとう。

Re: anchorestuさん

かえって苦しい気持ちにさせてしまっていますか?
だいじょうぶですか?
もし嫌な思いにさせてしまっていたら本当にごめんなさい。
そして、anchorestuさんも同じような経験があるとのこと、
時間がいくら流れてもやっぱり苦しくて切ないんですよね。。。
ワタシもそうやってこれから生きてゆくんだな。
辛いこともあるかもしれないけれど、
でもちゃんと生きていかなくちゃね、ワタシタチ。
コメントありがとう。

こえださーーーん!
もう~なんて優しいのぉ~
辛かった気持ちも苦しかった気持ちも大事な私の感情なんだと思うのです。
こえださんと共感したり涙流したり、そんな空間で私は癒されているって感じます。
だから・・・だから・・・書いてくれてありがとう。

Re: anchoretsuさん

こちらこそいつもありがとう。
怒ったり、泣いたり、妬んだりする気持ちも
大切な個人の感情ですよね。
ワタシもそれは感じていました。

共感して涙してくれて、本当にありがとう。
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