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流産という安産。

2011.02.24 14:25|いのち


手術を決めてから2日後の話。

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病院へ行く日の朝、
真っ白くて小さな雪がちらついていました。

触れるとすぐに消えてしまう雪。

ワタシの大好きな雪。



ワタシが生まれた瞬間、
病院の外は雪で真っ白だったそうです。

母がよく話してくれていました、雪の日の誕生を。



雪の日に生まれたワタシは
雪の日に我が子をお空に還すことになりました。



運命の、神様のちょっとした演出か
この子からの気の利いたプレゼントかもしれませんね。




*  *  *



前処置をしてから病室でくつろぐ。

P100077.jpg



ムスメはワタシのそばにべったりとくっついて離れませんでした。

ワタシが心配なのか
赤ちゃんとの別れを惜しんでいるのかわからないけれど
ずっとワタシの腕にまとわりついていました。



前処置は、思っていたよりも痛かったです・・・。

でもその痛みも、
我が子を産むときの痛みに比べればなんてことないんだって
この子を無事に産み出してあげるための痛みなら耐えられるって

そう考えながら処置を受けていました。




*  *  *



感染予防の薬を飲み、点滴を打ちながら“その時”を待ちます。

ムスメはシュジンに託して、一時別々の時間を過ごしました。


半日近く、1人ベッドの上で過ごしたと思います。
窓の外を眺めながら
お腹に手を当てながら、
我が子に語りかけていました。

「もうすぐキレイに出してあげるからね」

「お空に戻ってもママを見ていてね」

「別々になっても寂しくないよね?大丈夫だよね?」

「ここに来てくれてありがとう。
そしていつかまた赤ちゃんに会わせてね。」



気がつくと朝方降っていた雪はすっかり止んで
太陽はまぶしい光を放ち、空は青く澄んでいました。



『雪、止んだね。キレイな青空。
これで赤ちゃんは迷わずに空に帰れるね。』



そんなメールが友人から届きました。

うれしかった。


赤ちゃんはワタシのために雪を降らせてくれた。

神様はワタシと赤ちゃんのために空を輝かせてくれた。



病室はまぶしいくらいの日差しが差し込み
なんだかとても幸せな気持ちに満たされました。



*  *  *



手術を待つ間にワタシが想い、願っていたことがひとつあります。


それは

「夢でいいからあなた(赤ちゃん)に会いたい」ということ。



窓の外を眺め、天上を見つめ、目を閉じながら
何度もそうつぶやいていました。



実はこの前日、こんな夢を見ました。


鼻に管を通し、点滴を打っている小さな女の子。
その子は、肩まで伸びる髪を左右で結わいていました。
歳は小学校低学年くらいに見えました。
女の子は笑ってワタシを見ていました。

その女の子が発したのか、
ワタシが女の子に問いかけたのか記憶にないのですが

「生まれていたらこうなっていたの」

という言葉が聞こえました。



もしかしたら、
天使からのメッセージだったのかもしれない。


・・・考えすぎかしら?



*  *  *



手術は全身麻酔。

分娩台に上がり、手足を固定され、麻酔を打たれました。


「眠くなってきたらはじめますね。」と先生の声。


麻酔ってすごいですね。
だんだん頭の奥がぼんやりしてきて、まぶたが重くなるんです。
脳が麻痺していくってこんな感じなんだろうな~。
眠い、というよりも、眠らされる感じ。


ワタシ、麻酔に抗っていました。


ここで眠ってしまったら、本当に赤ちゃんと離れることになる。

眠ったらもうお別れなんだ。



そう思うと、なんだか寂しくて、切なくて・・・・・・・・

だけど、赤ちゃんをキレイに出してあげようって決めていたから
赤ちゃんに向かって、
そして
自分自身へ言い聞かせるように

「大丈夫だからね。」とつぶやきながら目を閉じたのです。



*  *  *



夢を見ていました。。。




暗くて狭いトンネルから
明るい光のほうへ飛び出す感じ。

まぶしい光が見えた。

そこは産道だったのかもしれない。

ワタシが、産んでいるワタシ自身が子供になって
その暗闇から抜け出している。

「あぁ・・・ワタシが生まれるんだ!!」

そんなことを思っていました。



とても不思議な夢。



まさに、赤ちゃんと同じ体験をしていたんだと思います。

暗闇から光のほうへ飛び出すことが
とてもうれしくて、まぶしくて、感動しました。


「赤ちゃんと一緒にワタシが生まれた(生まれ変わった)んだ!」


そう思った瞬間

「目を開けていいですよ!」

と声をかけられ、目が覚めました。


「無事に終わりましたからね~。」と言われ我に返ったワタシ。


そして、口をついて出てきた言葉


「赤ちゃんは!?」



ワタシ、麻酔で意識が朦朧としているのに

赤ちゃんの存在だけは絶対に確認するんだ!

一目でいいから会っておきたい!


と、強く思っていたようで
固定されている身体から首を持ち上げ、
赤ちゃんをこの目でちゃんと確認しました。

(後に看護師さんにビックリしたと言われたワタシ。
「麻酔かかってなかったのかな?」
しっかり赤ちゃん見てたよ~って驚かれました(笑))



胎嚢。



赤ちゃんの入っている小さな袋。
それは赤くて、きれいで、光っていました。
命の灯は消えてしまったけれど、
そこで確かに生きていた小さな命。


あの色、忘れません。



流産や死産にも“安産”があるそうです。

自然流産とは違い、今回は手術による流産でしたので
ワタシの場合は帝王切開での出産と捉えるのだとか。

手術の痛みはまったくありませんでした。
術後の回復も悪くなく(精神的な回復を除けば)良好です。



あの時、

自分が生まれる感覚になれたこと


目を覚まして、

小さな赤ちゃんと対面できたこと


それはワタシに大きな幸福をもたらしてくれました。
これまでの人生で味わったことのない喜びです。



流産したのに、、、喜び?



って思うと変ですよね。
うん、変だと思います。



でも、なぜか術後はとても幸せな気持ちに満たされていました。
ちゃんとお別れできたからなのかな?

それとも不思議な感覚を味わったせいかな?

色鮮やかな夢もみました。



魂レベルで、なにかを見たような気がしています・・・。



*  *  *



この後、麻酔が覚めるまで病室で眠っていたのですが
次はその間に見た、
いくつかの夢についても書いてみようと思います。



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テーマ:ある日のできごと
ジャンル:育児

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毎日読んでるよ。

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はじめまして。
大切なことをいっぱい教えていただいています。
伝えてくださり、本当にありがとうございます。

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Re: クロさん

> 毎日読んでるよ。

ありがとう。

Re: FU-KOさん

コメント、ありがとうございます。
ほんとうにありがとうございます。

ワタシの個人的な記録を読んでくださりありがとうございます。

ほんとうにありがとう。

Re: 鍵コメの皆さんへ

たくさんの鍵コメをいただきました。
本当にうれしく、はげみになり、そして勇気になりました。
本当に本当にありがとう。
後で個別にお返事させていただきます!
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